こんにちは、花庭ブログにようこそ。
今回は、植物が元気に育つ基本の土作りをご紹介します。
植物にとって土は家です。
あなたが選んだ植物にとって、居心地の良いふかふかの土であれば、きれいな花と葉っぱで私達をもてなしてくれるはずです。
まず、どういう土を「良い土」と呼ぶのかを学び、基本の園芸用語も覚えていただきたいと思います。
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良い土は団粒構造
良い土とはどのような土のことを言うのでしょうか?
主に4つの性質が求められます。
- 排水性
- 保水性
- 通気性
- 保肥性
そして、良い土の基本状態は「団粒構造」です。
団粒構造とは、土の粒子間に隙間があり、根が張りやすい状態のことです。
よく「ミミズがいる土は良い土」だと聞くのは、ミミズが土を耕して団粒構造にしてくれるからなんです。
ガッチガチの土だと、根が張れません。
土作りでは、ふかふかの土を目指しましょう!
植木鉢・プランター・花壇で使う基本の土の作り方
鉢やプランターで植物を植えるのか、地植えするかで変わります。
各用語については次章にて説明します。
鉢やプランターの土作り
基本は、赤玉土7~6割 腐葉土3~4割
これでOKです!
ここに元肥を足したりするだけです。
厳密にいえば、植物によって好みの土は変わります。
苗の購入時に付属している説明書(タブ)をよくご確認ください!
赤玉土と腐葉土の混ぜ方
混ぜ方は、決まりがあるわけではありません。
私は、バケツにスコップや容器で数を数えながら入れています。
例えば、「赤玉土を6割、腐葉土を4割」入れて土を作る場合は
①赤玉土をスコップで6杯(もしくは3杯)すくってバケツに入れて
②腐葉土をスコップで4杯(もしくは2杯)すくってバケツに入れて
③均一に混ぜます
④必要量まで繰り返し
地植え・花壇の土作り
地植え・花壇の土の作り方はひと手間必要です。
土の酸度調整をしない場合です。
酸度調整を行う場合は、植え付けの2週間前に1㎡当たり100gを目安に苦土石灰を混ぜます。
植物を植えたい範囲を決めて、土をスコップで30センチ程度掘り起こします。
その際に、石などの障害物は取り除きましょう(根を張るのに邪魔になります)
掘り起こした土に対して、20%~30%の割合で堆肥を混ぜます。
*本によっては、植え付ける1週間前にと書いているものもある。
元々の土が余るので、敷地内に敷きならすか処分が必要です。
*堆肥は肥料というよりは、保肥性・通気性・保水性を高める土壌改良材です。
土の掘り起こしなんかできません。
それに、堆肥が重くて買って帰るのも撒くことも無理です。
ちなみに、汚れるのも嫌!
もし、土の掘り起こしや堆肥の混ぜ込みがしんどい方、余った土が困る方はご相談ください。
ガーデニングの負の側面「しんどい」「疲れる」などをお手伝いさせていただきます。
美しい花に囲まれて、本来の私を取り戻すの!
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基本の園芸用語
鉢植えやプランター、花壇の土作りでは初心者には難しく、よく分からない園芸用語がでてきます。
この記事の中で出てきた基本の園芸用語について解説していきます。
この際にしっかり覚えてしまいましょう。
レイズドベッド
レイズドベッドとは、木材やレンガなどで囲みを作り、そのなかに土を入れ一段高くした花壇のことです。
花壇以外にも、家庭菜園としてもバッチリ機能。
地面よりも高く設定できるので腰も痛くなりにくく、高齢者や障碍者、車いすの方なども土いじりを楽しむことができます。
また、家庭菜園では大根やニンジンのような根菜もOKです!
レイズドベッドの詳細は、下記リンクからご確認ください。
赤玉土
赤玉土は、関東ローム層と呼ばれる地層から取れる土を乾燥させてできている。
近所の園芸店やホームセンターなどでも一般的に売られています。
[特徴]粒の大きさが、大・中・小とあり用途により使い分けられます。
ph6程度の弱酸性です。
苦土石灰
苦土石灰は、ドロマイドという鉱物から作られ、炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムからできている。
酸度調整
酸性ー中性-アルカリ性となっており、酸性に傾きすぎた土壌の酸度調整(中性側に寄る)に使用する。
日本の雨は酸性雨のため土壌も酸性に傾きます。
その土壌を弱酸性にするのに消石灰・苦土石灰・有機石灰がある。
学校のグランドで線引などに使用するのは、消石灰です。
消石灰は、マグネシウムが入っておらず苦土石灰よりも強くアルカリ側にします。
腐葉土(植物質堆肥)
腐葉土とは、広葉樹の落葉など植物性の有機物を分解・発酵させてできている。そのため、微生物の増加に繋がり土の状態を改善します。
赤玉土と同じく、近所の園芸店やホームセンターなどでも一般的に売られています。
[特徴]肥料分はないが、土壌改良材となる。
比較的簡単に自分で作れる。
マルチング材にもなる。
堆肥
初心者の方には、「堆肥と肥料の違いは何?」「同じじゃないの?」って方もおられると思います。
この2つは、同じ「肥」という漢字を使っていますが性質が異なるものです。
私もガーデニングを始めたときは、違いがよく分かりませんでした。
堆肥とは、有機物を完全に分解・発酵させたもので土に影響があり、植物質堆肥と動物質堆肥がある。
堆肥も他の商品と同じく、近所の園芸店やホームセンターなどでも一般的に売られています。
植物質堆肥は、前述の腐葉土のように肥料分はほぼありませんが、有機物が豊富のため土中の微生物が好みます。
(例)腐葉土、バーク堆肥、もみ殻堆肥など
堆肥は肥料というよりは、保肥性・通気性・保水性を高める土壌改良材です。
微生物が活動しやすい、ふかふかの土を目指しましょう!
簡単にざっくりいうと、「腐葉土は葉っぱ」から「バーク堆肥は樹皮」でできています。
動物質堆肥は、動物のフンなどから作られたものが多く幾分かの肥料分を含みます。
完熟させたものを使用しないと、匂いなどの原因になります。
(例)牛糞堆肥、鶏糞堆肥、馬糞堆肥など
土に対して混ぜすぎは注意してください。
各堆肥の説明を読み散布・混入してください。
特に動物質堆肥は20%程度と言われています。
混ぜ合わせる深さは、植物に寄りますがおおむね20㎝~30㎝を目安にしてください。
肥料
肥料とは、植物を生育させるための栄養分で人が与えるもの。
肥料の三要素として、窒素・リン酸・カリウムがある。
三要素に加え、次の二要素を足したものが「肥料の五要素」といわれます。
Mg(マグネシウム):リン酸の吸収を促進
Ca(カルシウム) :根の生育を促進して植物を丈夫にする
肥料を難しく言えば、分類によって化成肥料・有機肥料などに分けられます。
また、効き方によって緩効性肥料・遅効性肥料・速効性肥料に分かれます。
元肥
元肥も肥料のことですが、植え付け初期の生育を助けるために予め土壌に施肥しておくもの。
緩効性肥料か遅効性肥料を施すのが一般的です。
肥料の与え方・時期によって「元肥」のほかに下記があります。
追肥 :植物の成長に合わせて与える
お礼肥:開花後や収穫後に与える
寒肥 :来春に向けて休眠期に与える
ゆっくりマスターしていきましょう!